クロス屋で独立するには?資格は必要?給料・メリット・デメリットは?

クロス屋とは、部屋の中の壁紙を貼る職人のことです。

ノーマルなクロスから、デザインの入ったクロスまで様々な壁紙を取り扱っています。

クロス屋として働いたことのある方や、これから働こうとしている方が、将来独立していくためにはどうすればよいか解説していきます。

クロス屋として独立するのに資格は必要なのか、その給料についても紹介していきます。

またクロス屋として独立するメリット・デメリットについて整理するとともに、独立する際の注意点についても解説していきます。

クロス屋として独立することに興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋の仕事内容

クロス屋の仕事内容は、石膏ボードと呼ばれる壁に対して、壁紙を貼り付けていくことです。

はじめに、パテ打ちをします。

粉末と水からパテを作り、塗ることでクロスの下地を作ります。

クロスがきれいに貼れるように壁を滑らかにするのが目的です。

次に、壁紙に糊付機により糊を均等に塗っていきます。

そして、クロスを壁に貼っていきます。

繋ぎ目が分からないように貼るクロス屋としての技術が必要です。

慣れたクロス屋になれば、とても速くクロスを貼り付けていけます。

また、リフォーム工事の場合には、クロスはがしの作業もあります。

きれいに残りが無いようにはがしていきます。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋で独立するには、資格は必要?

クロス屋で独立するには、資格は特に必要ありません。

壁装技能士という資格がありますが必ず必要というわけではありません。

もちろん持っていなくても問題ないでしょう。

仕事を依頼する際に壁装技能士の資格を持っているかどうかはあまり重要ではなく、クロスを貼り付けるスピードや丁寧さということが重要になってきます。

クロスの完成した状態を見て、「このクロス屋は仕事が丁寧である」とか、「このクロス屋は、早いけど仕事が雑」などと評価されます。

クロス屋で独立するには、いかに早く、キレイに仕上げるかが大事になってきます。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋で独立すると給料はどれくらい?

クロス屋で独立すると、給料は一人の職人で年収450万から500万円程度です。

クロス屋としてさらに従業員を雇っていくことで、給料を上げることが可能です。

例えば自分と職人と見習い3人で、年収1,000万円を超えるというイメージです。

クロス屋の仕事は見習いを作り育てていく必要があります。

見習いが仕事を覚えるまで半年から1年ぐらいかかります。

その間はマイナスとなりますが、仕事を覚えてくればプラスに転じていきます。

見習いの人数を増やせば増やすほど、事業規模は拡大していきます。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋で独立するメリット

クロス屋で独立するメリット1つ目としては、独立しやすいということがあります。

クロス屋で独立するのに、特別な知識や資格が必要なわけではないため、参入障壁が低いという特徴があります。

そして、仕事内容もクロスの貼り替えだけというシンプルなものなので、職人の募集が簡単というメリットもあります。

クロス屋としての独立の場合、他の職人を増やして事業を拡大することがしやすい分野といえます。

また、クロス屋の仕事は残業がしやすいのです。

夜になっても仕事ができる作業であるため、1ヶ月にできる仕事量を増やせます。

例えば、足場を組んで行う職人の仕事などは、明るいうちにしかできないということがありますが、クロス屋の仕事は、暗くなってからでも作業できます。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋で独立するデメリット

クロス屋で独立するデメリットは、以下の通りです。

  • 仕入れ費用がかかる
  • 複雑な作りの部屋のクロス貼りに時間がかかる

クロス屋で独立するデメリットを、それぞれ説明していきます。

仕入れ費用がかかる

デメリットの1つ目は、仕入れに費用がかかるということです。

壁紙は、もちろん、清掃用の薬品や下地剤などの在庫を持っている必要があります。

壁紙は、シンプルなものであれば、1平米あたり100円程度の安価なクロスを使えますが、高級マンションやリノベーション物件などでは、単価の高いものを用意する必要があります。

クロス屋として独立する際には、仕事する前にこれらの資材を先に準備する必要があるのです。

複雑な作りの部屋のクロス貼りに時間がかかる

クロス屋で独立するデメリット2つ目は、ロフトや複雑な作りをした部屋のクロス貼りに時間がかかってしまうということです。

クロス屋で独立する場合は、いかに時間単価を上げるかが大切になってくるので、あまりに時間がかかってしまう場合には、大きなロスになってしまいます。

複雑な作りで時間がかかるような場合には、料金を多く取るなど工夫する必要があるでしょう。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

クロス屋で独立した場合の失敗例

クロス屋した場合の失敗例は、以下の通りです。

  • 資金がショートする
  • 集客できない
  • 保険や税金の支払い計算ができない

クロス屋で独立する場合に、先輩の失敗例を知ることで、失敗を回避できます。

クロス屋で独立する場合の失敗例を、それぞれ説明していきます。

資金がショートする

クロス屋で独立する場合に失敗した例として、資金がショートするということがあります。

会社で働いている場合は、月末締めの翌月10日などに給料が支払われますが、独立すると月末締めの翌月末や、もっと遅く支払われることがあります。

損益の計算だけでなく、キャッシュフローも考えていく必要があります。

また、先ほどデメリットで説明したように、クロス屋で独立すると資材などをあらかじめ準備しておく必要があります。

そのため、手持ちの現金が無くなり、仕事ができなくなるということがあるのです。

クロス屋で独立する際は、最低でも3ヶ月、できれば半年の運転資金を準備しておく必要があるでしょう。

集客できない

クロス屋で独立し失敗した例として、集客できないということがあります。

クロス屋で独立した直後というのは信頼がないため、大手ハウスメーカーなどに依頼しても仕事を振ってはもらえません。

クロス屋で独立した当初というのは、会社員時代の人脈で仕事をもらう必要があります。

そのような人脈がない場合には、インターネットを使って集客する必要がありますが、成果が出るまでには時間がかかったり、費用が必要な場合があります。

クロス屋で独立する際に失敗しないためには、集客できる方法を知っておく必要があります。

保険や税金の支払い計算ができない

クロス屋で独立する際に失敗する例として、保険や税金の支払い計算ができないということがあります。

会社員として働いていた時には、必要のなかった保険や税金を自分で支払う必要があります。

クロス屋として独立する際には、確定申告も必要であり、控除で有利な青色申告をする場合には、損益計算書や貸借対照表を用意する必要もあります。

そのため自分で税務に関する知識を身につけるか、税理士を雇う必要があります。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

<関連記事>

クロス屋で独立する際の注意点

クロス屋で独立する際に失敗しないための注意点は、以下の通りです。

  • 集客の方法を知る
  • 運転資金の計算をしておく
  • クレジット決済できるようにする

クロス屋で独立する際に失敗しないために知っておく注意点を、それぞれ説明しておきます。

集客の方法を知る

クロス屋で独立する際に失敗しないために注意する点は、集客の方法を知っておくということです。

クロス屋で独立直後の一番確実な集客方法は、会社員時代の会社や、親方・同僚などに仕事を紹介してもらうということです。

親方などに紹介してもらえば、仕事を確実にもらえるため、独立する前に繋がりを作っておくとよいでしょう。

また問屋さんとつながっておくことも必要です。

パテや糊などの材料を購入する問屋さんとつながっておけば、仕事を振ってもらえる場合もあります。

逆に職人が足りない場合には、問屋さんの伝手で職人を紹介してくれる場合もあるのです。

またインターネット上で集客する方法もあります。

クロス屋として独立する際に利用できるのが、マッチングサイトの登録です。

マッチングサイト自体が集客できる場になっているので、そこに登録することで仕事を受注することが可能です。

また自分でホームページ、SNSを開設することで集客することも可能です。

ホームページを作りSEOやリスティング広告をする場合や、SNS集客する方法は多くの企業がサービスを提供しているので利用できます。

起業したら、まずはホームページ作成

運転資金の計算をしておく

クロス屋で独立する際に失敗しないために注意する点は、運転資金の計算をしておくということです。

資金がショートしないためにも、どれだけ費用が必要なのか、そして収入はいつ入ってくるのかという計算をしておく必要があります。

資材に関して、クレジット決済したものについては、支払いのための現金を分けて使わないようにしておく必要があります。

また余剰資金ができた時には、支払いのための費用として確保しておくのも良いでしょう。

クレジット決済できるようにする

クロス屋で独立する際に注意する点として、クレジット決済ができるようにすることがあります。

お客様の中では、クレジット決済を希望する方がいらっしゃいます。

最近では個人事業主でもクレジット決済が利用できるサービスが多くあります。

中には手数料だけで、月額費用はかからないものもあります。

例えば、Squareや、SPIKE、Stripeなどのサービスがあります。

オンラインでクレジット決済の項目が作れ、サブスクリプションの支払いなどにも対応しています。

利用するには個人情報や振込の銀行口座などを登録すると利用できます。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

【まとめ】クロス屋で独立する際は、ぜひご相談を!

クロス屋で独立し、職人を抱えれば年収1,000万円以上も可能です。

独立するのに特に資格などは必要なく、技術さえあれば、独立できます。

クロス屋で独立する際は、会社設立も視野に入れる方がいらっしゃるかもしれません。

会社設立に関して、分からないことがある場合は、会社設立について理解している専門家に相談するのがおすすめです。

当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。

会社設立・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。

対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。

そして、いざクロス屋の会社を設立する場合は、多くの必要書類を準備し、手続きが必要です。

実際には、法務局へ登記した後も、税務署などへの手続きなどが多くあります。

合同会社や株式会社設立を一人で進めるのは、大変です。

会社設立は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に依頼した方が安心できます。

会社設立のサポートを受ける際に気になるのが、手数料です。

当社であれば、代行費用0円で、合同会社や株式会社設立サポートができます。

設立費用は、合同会社の設立の場合には6万円、株式会社設立の場合は20万2,000円から行えます。

司法書士を利用して、会社設立した場合よりもちろん安いですし、ご自分で会社設立する場合よりも安く済むというメリットがあります。

もし、会社設立にお悩みならぜひ経営サポートプラスアルファにお気軽にご相談ください。

お客様の事業目的や事業計画から判断し、会社設立・税務に関して、全力でサポートします。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順
クロス屋で独立するには?資格は必要?給料・メリット・デメリットは?
最新情報をチェックしよう!